がんの治療中に必要となる日常生活の変更
治療中は、医師の診察や処置を受けたり、副作用が起こったりするため、当然のことながら日常生活に変化が生じます。しかし、だからといって普段の活動をすべてやめなければならないわけではありません。がん治療をスケジュールに組み込み、生活の質を高める方法を学びましょう。
治療中は、医師の診察や処置を受けたり、副作用が起こったりするため、当然のことながら日常生活に変化が生じます。しかし、だからといって普段の活動をすべてやめなければならないわけではありません。がん治療をスケジュールに組み込み、生活の質を高める方法を学びましょう。
多少の調整をして普段の生活を維持する
まず、医師に身体的な制限があるかどうか確認しましょう。制限がない場合、つまり患者さんの臨床状態が全般的に良好である場合は、仕事や学業を続けたり、友人や家族と会ったり、運動したりすることを中止する必要はありません。ただし、治療を最優先し、他のことはすべて治療を中心にスケジュールすることが重要です。以下に具体的な対策をいくつかご紹介します:1
仕事 - 個人的な問題を職場で明かすことを敬遠する人もおり、それも理解できます。しかし、手助けをしてもらえるように上司や同僚に伝えるのも一案です。医師の診察や治療を受けるために欠勤したり、副作用によって体調が優れなかったりすることもあります。そのため、少なくとも人事担当者には話をして、勤務時間の融通がきくようにし、勤務時間を減らしたり在宅勤務を許可してもらえるようにすることが重要です。1
運動 - 普段どおりの運動を継続するだけでなく、アクティビティを行っていない場合は開始するようにしましょう。友人や家族に声をかけ、一緒に励みになるようなことをしましょう。運動はがんに関連した疲労を軽減し、心肺機能、筋力、柔軟性を高め、うつ病や不安がある場合に負担を軽減するのに役立ちます。ただし、推奨されないアクティビティがないか、医師に確認するのを忘れないようにしましょう。2
ソーシャルアクティビティ - がんと診断された後、他人と距離を置き、一人でいたいと思う人もいます。それでも、心理療法士にサポートしてもらい、オンラインのがん患者支援団体に参加して、誰とも会いたくないという気持ちを克服することが重要です。自分が楽しめるアクティビティをできるだけ継続し、自分は家事や楽しいことをできる人間だと考えるようにしましょう。1
がんの治療中に変更が必要な習慣がある理由
がんの治療中も、できるだけ体を動かし、楽しいアクティビティを継続することは有用ですが、一部の習慣は副作用を悪化させたり、他の問題が生じるリスクを高めたりする可能性があるため、見直す必要があります:3
飲酒 - 専門家も安全なアルコール摂取量を明らかにできていないため、基本的に飲酒はしないようにしましょう。アルコール飲料は、口の乾きや痛み、吐き気、下痢といった化学療法や放射線療法の副作用を悪化させる可能性があります。3,4
喫煙 - 紙巻きタバコには、約4,720種類もの毒性物質が含まれており、そのうち少なくとも70種類には発がん性があります。5 喫煙は、肺がんの原因の90%を占め、口腔がん、喉頭がん、咽頭がん、食道がん、胃がん、すい臓がん、肝臓がん、腎臓がん、膀胱がん、子宮頸がん、白血病などの他のがんでは原因の30%を占めています。5 また、手術が必要な場合、手術前の3~4週間禁煙することにより、肺の合併症のリスクが30%~50%低下します。6,7
不健康な食生活 - 病気の代謝活性、治療、およびその副作用は、栄養障害や体重減少を引き起こす可能性があるため、食事の変更が必要になります。健康的で栄養状態の良い体は、そうでない場合に比べてはるかに回復が早くなります。治療中は、できるだけ加工後の低い新鮮な食品を選ぶようにし、野菜や果物をたくさん取り、特にタンパク質や食物繊維が豊富なものを食べ、糖分や脂肪分の多い食品は避けましょう。3
治療中や回復期に継続してよいこと、止めるべきこと、また、これらの時期に取るべき特別な対策について、かかりつけの医療従事者に相談しましょう。
参考:
1 - Cancer Institute of the State of São Paulo (“Instituto do Câncer do Estado de São Paulo”). Patient space/FAQ. Available at: http://www.icesp.org.br/espaco-do-paciente/perguntas-frequentes. Access on: October/2019.
2 - Cancer Institute of the State of São Paulo (“Instituto do Câncer do Estado de São Paulo”). Body in motion – physical exercise is an ally in the cancer patient rehabilitation (“Corpo em movimento – exercício físico é aliado na reabilitação de pacientes com câncer”). Available at: http://www.icesp.org.br/images/RevistaDez.pdf. Access on: October/2019.
3 - INCA: José Alencar Gomes da Silva National Cancer Institute (“Instituto Nacional de Câncer José Alencar Gomes da Silva”). Healthy lifestyle during and after cancer treatment/Healthy diet (“Estilo de vida saudável durante e após o tratamento do câncer/Alimentação saudável”). Available at: https://www.inca.gov.br/sites/ufu.sti.inca.local/files//media/document//estilo-de-vida-saudavel-durante-e-apos-o-tratamento-de-cancer-2017.pdf. Access on: October/2019.
4 - National Cancer institute. Nutrition in Cancer Care. Available at: https://www.cancer.gov/about-cancer/treatment/side-effects/appetite-loss/nutrition-pdq. Access on: October/2019.
5 - Brazilian Cancer Foundation. Smoking.
6 - World Health Organization. WHO report on the global tobacco epidemic.
7 - Nestlé Health Science. Positive Impact Program (“Programa Impacto Positivo”). Access on: October/2019.
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